2024年度

28藤本研修会
GPのための矯正コース

開講のお知らせ

後援:株式会社 松風 矯正課

歯列矯正?

何も分からなくても大丈夫。

基礎から矯正を

一緒に学びましょう。

歯列矯正? 何も分からなくても大丈夫。

基礎から矯正を一緒に学びましょう。

コースの
  

本研修は、単に補綴前処置としての歯牙移動やいわゆるMTMといわれるテクニックの取得という狭い範囲に捉われるのではなく、一般的な本格矯正治療の知識と技術をしっかりおさえた上での部分的な歯牙移動(LOT)を中心に考えていくことに大きな特徴があります。研修の中では、矯正治療全般にわたる診断力の向上とそれに基づいて歯牙を動かすスキルの獲得が強調されています。

タイポドント タイポドント タイポドント

実習で使用するタイポドント

  • 処置前
  • 処置中
  • 処置後

臨床でしばしば遭遇するフレアリングケース。
治療結果の品質向上に対して、矯正の貢献度は高い。
(ザ・クインテッセンス Vol.24, No.1 2005 著者論文より)

  • 処置前
  • 処置中
  • 処置後

エッジワイズ装置による簡単な補綴前処置

講師:加治 初彦

日常臨床での矯正学的アプローチは、それを全く考えなくても大きな支障を感じていないという理由で置き去りにされている場合が多い様に思われます。しかしながら不正咬合など問題を抱えている患者の口腔機能の回復に際し、根管処置や支台歯形成が必要であるのと同様に、歯牙移動も本来は必要な場合が多いのではないでしょうか?日常臨床の中で、必要性を感じてはいても、治療に比較的時間がかかる、診断が分かりづらいなどの理由で矯正はとりつきにくいと感じられる先生方も少なくないと思います。また患者側から見ても、例えば補綴を前提とした歯牙移動が必要なケースなどでは、本来矯正と補綴を行う術者が一致しているにこしたことはありません。私自身、米国で顎関節症の研究を終えて帰国し、一般臨床医の立場から矯正を学び始めたのですが、矯正学の診断力が向上していくにつれ、臨床の巾が大きく広がった経験をすることができました。
こうした経験を踏まえ、コースでは矯正専門医が患者を如何にみて、それを治療に結び付けているのかという観点に立ち、専門医の眼を通した患者の診かたを学んでいただきます。
又、実習では具体的な診断ケース、ワイヤーベンディング、タイポドントを通して確実な実践力を養っていただくとともに、近年多くの臨床で取り入れられるようになりました、歯科矯正用アンカースクリューの臨床と手技についても解説していきます。更に、成人矯正治療において関連の深い歯周、TDM等との関わりについても科学的に裏打ちされた情報をもとに理論と実践を解説していきたいと思います。

加治矯正歯科医院ホームページ

略歴

1983年
九州歯科大学卒業
1986年
ウェストバージニア大学、大学院卒業
Master of Science取得
1992年
東京歯科大学矯正科研修課程修了
千代田区にて加治矯正歯科医院開業
1998年
渋谷区にて同分院開業

第28期 コース日程

土日×6回…
全12日間 (2024年4月スタート)

Session 1
46日(土)・47日(日)
Session 2
61日(土)・62日(日)
Session 3
76日(土)・77日(日)
Session 4
824日(土)・825日(日)
Session 5
1026日(土)・1027日(日)
Session 6
2025215日(土)・216日(日)
 

コース内容

矯正学概論

  • 矯正学についての一般的な知識の理解 (用語の意味、歴史含む)

解剖・組織・生理他

  • 矯正に必要な頭頚部の解剖
  • 成長と発育
  • 歯牙移動のメカニクス

診断学

  • 不正咬合の種類等の理解
  • 矯正診断の流れとその方法
  • VTOの捉え方

トレース/VTO (実習)

  • 側貌セファロの意味
  • セファロに於けるランドマークの決定とトレーシング技術の取得
  • VTOの作成技術の取得

治療学/一般的矯正の診断 (実習)

  • 成長期を含む一般的な矯正臨床の治療体系
  • 成人矯正治療の特殊性について

治療学/部分矯正の診断 (実習)

  • 部分的矯正の手順、手技
  • 矯正とその後の補綴処置への移行手順

理工・材料学

  • 矯正用材料、器材器具
  • ストレートワイヤーシステム

ワイヤーベンディング (実習)

  • 矯正治療に必要なベンディング技術の取得

臨床ケース・治療学・タイポドント
(実習)

  • Angle Class Ⅰ、Ⅱ、Ⅲの治療例
  • Ⅰ級叢生症例のタイポドントを用いたシュミレーション
  • Deep bite 上顎前歯Flaring, Severe Spee, 下顎第2大臼歯近心
  • 傾斜を併せ持つ症例のタイポドントを用いてのシュミレーション 他

実習案内

レントゲンの写真 タイポドントの写真
器具を付けた歯
処置前 処置中

アンカースクリューを使用した
上顎第一大臼歯の圧下症例

会場 藤本研修会研修室
横浜市中区山下町70 土居ビル7F
定員 28名
受講料 前納金 352,000円(税込)
器材費 198,000円(税込)
講習費 毎回 88,000円(税込)(全6回)
※別途、教科書(藤本研修会Textbook3 LOT)、矯正用プライヤーが必要になります。
振込先 三菱UFJ銀行 横浜支店
普通口座 4362301
口座名 (有)藤本補綴臨床研修会
振込金額:550,000円〈前納金+器材費〉
お振込をもって受付確認とさせていただきます。
お問い合わせ 藤本研修会 事務局
TEL:03-3527-3891
Mail:fujimoto@intervent.co.jp